| 体内に存在するカルシウムの99%は骨や歯に、残りの1%は血液や筋肉、神経などに含まれています。カルシウムの第一の役割は丈夫な骨を作ること。骨は主にカルシウムとコラーゲンでできていて、コラーゲンを鉄筋とするならカルシウムはセメントの役目をしています。骨以外の部分のカルシウムはわずか1%。しかし、そのわずかなカルシウムが上の表にあるように、筋肉の収縮や神経の伝達、ホルモンの分泌など、生命維持に不可欠なとても重要な役割を担っています。 |
 |
| 生命維持に欠かせないカルシウムは足りなくなると、骨からどんどん溶けだして使われます。この状態が続くと骨は鬆(す)が入ったようにスカスカに。これが骨粗しょう症です。通常、骨密度は20代がピーク。後は徐々に減っていきます。特に女性は閉経後にがくっと低下するので要注意です。骨粗しょう症になると、腰が曲がったり、わずかな衝撃でも骨折しやすくなります。高齢になるほど、そうした骨折がきっかけで寝たきりになるケースも多くあります。また最近では中高齢者だけでなく、過度なダイエット志向などで若者でもカルシウム不足が深刻です。骨粗しょう症予防には、若いうちからしっかりとカルシウムを摂る習慣をつけ、丈夫な骨を保ちつづけることが何より大切。毎日の牛乳が未来の健康にもつながっているのですね。 |
 |
 |
| 哺乳類の赤ちゃんは離乳までの間、ミルクだけで育ちます。ミルクは生命機能を維持するとともに、体をどんどん発育させてくれます。そのことからも牛乳がバランスよく栄養をもった、素晴らしい食品であることがわかりますね。私たちの体は成長期を過ぎても、細胞が少しずつ生まれ変わっていて、そのためにも栄養素がバランスよく必要なのです。 |
 |
| 牛乳のタンパク質は食品タンパク質の中でも、最もすぐれたもののひとつ。必須アミノ酸をバランスよく含み、消化吸収もされやすいのが特長です。タンパク質は体を作っている重要な成分。筋肉や血、髪、皮膚、骨。あらゆる細胞を作るほか、ホルモンの生成や免疫機能にも深く関わっています。牛乳をたくさん飲むと背が伸びるといわれているのは、良質なカルシウムとタンパク質のおかげなのです。 |
 |
| 牛乳には毎日の元気に欠かせないエネルギー源となる、脂肪分や糖質も。乳脂肪は微細な脂肪球として存在しているので消化吸収がよく、リノール酸などの必須脂肪酸を含んでいます。また、熱量が高いので効率のよいエネルギーになります。牛乳の糖質は乳糖といいます。カロリー源となるだけでなく、カルシウムの吸収を助けたり、腸内の善玉菌の働きを活発にするパワーがあります。 |
 |
| 牛乳にはビタミンA、ビタミンB2をはじめ各種ビタミン(ビタミンCは微量)も含まれています。ビタミンAは視力を正常に保つ働きや、生殖、免疫機能の維持、肌や粘膜を健康に保つ働きがあります。ですから病原菌などが体に入るのを防いでくれるのです。ビタミンB2は栄養代謝を高めて成長を促したり、舌や唇、目などの健康に関与しています。 |