健康で丈夫なカラダは、バランスの取れた食生活と適度な運動で作られます。 カラダという字は、以前は、骨が豊(體)と書きました。まさに、豊かな骨(骨太)を作ることこそ、丈夫な骨を作ることなのです。
骨の発育は、乳幼児から始まっています。身長がぐんぐん伸びていくのも骨が伸びているからです。 骨量は、この成長期に急激に増え、10代の後半にピークを迎えます。生涯を支える骨作りの基礎は、この成長期にあるのです。
人のカラダは、誕生から乳幼児にかけて、ぐんぐん伸長します。生後およそ1年間はミルク(母乳又は粉ミルク)で成長していきます。その後、女子は、小学校4年生頃から中学生にかけて、男子は、中学の3年間で身長がぐんと伸びます。
右の写真は、腕の付け根の骨(上腕骨)の模型です。大人の骨は、子供に比べて、長く太くなっています。 この成長を支えるのが、主にたんぱく質やカルシウムなのです。
この図は、女性の年齢と骨量の変化を表したものです。10代に急激に骨量が増えますが、17〜18歳でピークを迎えて、40代後半から徐々に減り始めます。
10代の時期に、生涯の骨の基礎が形成されるのです。
丈夫な骨を作るのには、 1 バランスの取れた食生活 2 適度な運動 3 充分な睡眠 が必要です。
この時期に、バランスのよい食生活を続けることが必要です。特に重要なのが、たんぱく質とカルシウムです。 牛乳には、良質なたんぱく質とカルシウムが含まれています。また、牛乳に含まれるカルシウムは、他の食品より吸収率が優れています。
カルシウムを習慣的に手軽に摂取するには、牛乳を飲むことをお勧めします。 牛乳は、三大栄養素であるたんぱく質、糖質、脂質がバランスよくふくまれ、カルシウムは、その含量および、吸収率の良さで他の食品より優れています。
牛乳コップ1杯(200ml)のカルシウムは、227mg。中学生男子の摂取目安量の約1/4を摂取することができます。 その他、プレーンヨーグルトや木綿豆腐、丸干しいわし、ちりめんじゃこ、干しひじき、などが、カルシウム含有の多い食材です。
朝食を抜いたり、バランスの悪い食生活は、体調を崩すことにもなりかねませんが、骨の形成にも悪い影響を及ぼすのです。 毎日の食事にも、カルシウムを多く含む献立を考えたいものですね。
右の図は、中学生のときにスポーツクラブなどで、運動をしていた人とそうでない人の高校生の骨量を比較しところ、男女とも、運動をしていた人のほうが、そうでない人に比べて、骨量が高いことがわかりました。
また、屋外で適度に太陽を浴びることも骨作りには必要です。皮下のコレステロールの一種が太陽を浴びることによって、ビタミンDに変換されて、カルシウムの吸収などに役立つのです。
「寝る子はよく育つ」といいますが、睡眠も骨の成長には重要なポイントです。 寝ている間に、成長ホルモンが分泌されます。夜更かしをしないで、早寝をして、カラダを充分に休めることが重要です。 また、牛乳には、安眠を誘う効用もあると言われています。ぐっすり眠るためにも、寝る前に牛乳を飲むことをお勧めします。 そして、早起きをして、朝食をしっかり摂ることが、元気で骨太なカラダ作りには大切なことです。
子供はどうしても、いろいろな誘惑に負けてしまいます。 バランスの取れた食生活と、運動、充分な睡眠を親子ともども心がけるように気を配りたいものです。